2000年(平成12年)12月24日(日)
秩父宮ラグビー場
レフリー:石井 勝

 
大東文化大(反則:21)
31
78
慶應義塾大(反則:5)

 
 
前半
得点
大東文化大
12
慶應義塾大
36
後半
得点
大東文化大
19
慶應義塾大
42

 
 
 
大東文化大
島田 聡宣
3年
所沢北
吹越 秀則
2年
三本木農
坂尾 英之
2年
和光
生沼 元
(シンビン)
4年
大東大一
ルアタンギ・バツベイ
3年
トンガ
露木 健也
4年
大東大一
井上 潤
3年
東福岡
フェレテリキ・マウ
4年
トンガ
山中 俊幸
2年
熊谷工
10
中垣 裕介
2年
西陵商
11
五十嵐 数馬
4年
北越
12
田中 洋平
3年
大東大一
13
嶋崎 務
4年
秋田工
(13)
棟方 真吾
1年
三本木農
14
太田 幸己
4年
西陵商
15
大西 泰造
3年
松山商

 
慶應義塾大
濱岡 勇介
4年
慶應志木
(1)
左座 正二郎
3年
東福岡
岡本 知樹
4年
桐蔭学園
安 龍煥
4年
慶應志木
(3)
鈴木 章生
4年
岡崎
吉川 聡
4年
長崎北陽台
犬養 友範
4年
獨協埼玉
有馬 宏彰
4年
大分舞鶴
(6)
野村 周平
2年
慶應
野上 慶太郎
4年
深谷
(7)
水江 文人
2年
洛北
山本 英児
3年
修猷館
牧野 健児
4年
国学院久我山
10
和田 康二
4年
清真学園
11
加藤 正臣
3年
慶應
12
田中 豪人
3年
清真学園
(12)
瓜生 靖治
3年
小倉
13
川尻 圭介
4年
修猷館
(13)
鈴木 孝徳
3年
慶應
14
浦田 修平
4年
長崎北
(14)
山本 宗慶
4年
国学院久我山
15
栗原 徹
4年
清真学園

 
開始早々、NO8マウの突進から生まれたゴールライン前密集からLOバツベイがトライし、大東が先制。しかし、その後は集散と精度で勝る慶應が5連続トライで一気にリードを広げる。敵陣でのラストパスがスローフォワードになった場面や、自陣でターンオーバーして攻撃に転じたボールをノックオンで逆に切り替えされてトライを奪われた場面が、点の取り合いに持ち込みたかった大東としては惜しまれるところ。ラックからこぼれかけたボールがSO中垣の上手な弾き上げるパスにより継続され、WTB太田がトライを奪って大東が反撃したが、前半の終了間際慶應はFB栗原が45mのPGを決めて突き放す。

後半に入ると大東も継続で対抗。ラックの連続から展開し、BKが縦に抜けてCTB田中が2本のトライを奪うと、FL井上も慶應のディフェンス網を斜行して駆け抜けトライ。大東のトライの後、すかさず慶應もトライという点取り合戦が3度続く互角の攻防。けれど再び集散での大東の劣勢が目立ち始め、慶應ペースとなる。戦術的入れ替えにより運動量を維持した慶應は、途中LO生沼が危険なプレーによりシンビンとなった大東に対して攻撃をゆるめず、3連続トライを決めて大差をつけた。

ラストプレーではインゴールへ球を持ち込んだ栗原がタッチダウンせず、更にパス。トライをしていないチームメイトへの感謝を表したプレーであるというコメントであったが、対戦相手に対して反真摯的な、余計なプレーにも思えた。